
障害のある人の福祉 私たちの福島県では
はじめに
国では、「障害者基本法」を新しく作ったり、「障害者プラン〜ノーマライゼーション7ヶ年戦略〜」を作ったりして、障害のある人々に付する新しい考え方に沿ったサービスの仕事が始められています。そして、わたしたちの福島県でも、障害のある人のための新しい総合的な計画「福島県障害者計画−障害者自立・共生、ふくしまプラン−」に沿っていろいろな仕事がなされています。
「福島県障害者計岡一障害者自立・共生、ふくしまプラン−」は、ちょっと難しい言葉ですが、「リハビリテーション」と「ノーマライゼーション」という2つの考え方が基本になっています。
「リハビリテーション」というのは、学校や病院、訓練施設で不自由なところを訓練するというだけの意味ではなく、.子どもの時や大人になってからも、いつでもその人の持つ可能性が最大限に高められるサービスが受けられるべきであるという考え方です。
また「ノーマライゼーション」というのは、わたしたちの社会全体が、障害のある人だからということで差別を受けたりすることなく、障害のある人も障害のない人も、お年寄りも若い人も、みんなが家庭や住み慣れた地域で、お互いに人間として尊重しあいながら普通の生活ができるようにしていくべきであるという考え方です。
この考え方のもと、障害のある人々に対して、また、障害のある人々が暮らす地域に対して、様々な分野で県の仕事がなされていますが、ここでは主に福祉と教育の領域の仕事について説明します。
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